Wi-Fiルーターのおすすめは?光回線の性能を最大限に引き出す選び方
記事更新日:2025-05-30

せっかく光回線を契約したのに、Wi-Fiが遅くてストレスを感じていませんか?もしかしたら、Wi-Fiルーターが原因かもしれません。光回線の速度を最大限に活かすためには、適切なWi-Fiルーターを選ぶことが非常に重要です。
この記事では、インターネット回線に詳しくない方でも分かりやすいように、Wi-Fiルーターの選び方を徹底解説します。「Wi-Fiルーターって何?」「どれを選べばいいの?」といった疑問を解消し、快適なインターネット環境を手に入れるためのお手伝いをします。
Wi-Fiルーターの基本:これだけは知っておきたい!
まずは、Wi-Fiルーターの基本的な知識を身につけましょう。Wi-Fiルーターは、光回線から送られてくるインターネットの信号を、無線でスマートフォンやパソコンなどのデバイスに届ける役割を果たします。つまり、高速な光回線を契約しても、Wi-Fiルーターが古かったり性能が低かったりすると、その速度を十分に活かせないのです。
Wi-Fiの規格:最新規格「Wi-Fi 6/6E」とは?
Wi-Fiには様々な規格があり、新しい規格ほど通信速度が速く、安定性も向上しています。現在主流なのは「Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax)」と、その拡張版である「Wi-Fi 6E」です。
Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax)
従来のWi-Fi 5 (IEEE 802.11ac) よりも高速で、多くのデバイスを同時接続しても安定した通信が可能です。
Wi-Fi 6E
Wi-Fi 6の機能に加え、6GHz帯という新しい周波数帯を使用できるため、電波干渉が少なく、より安定した高速通信が期待できます。(対応デバイスが必要です。)
ルーターを選ぶ際は、これらの最新規格に対応しているかを確認しましょう。特に、家族が多く、複数のデバイスを同時に接続する環境であれば、Wi-Fi 6/6E対応のルーターがおすすめです。
周波数帯:2.4GHzと5GHzの違い
Wi-Fiルーターには、主に2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯があります。それぞれの特徴を理解し、状況に応じて使い分けることが大切です。
2.4GHz帯
壁や障害物に強く、比較的遠くまで電波が届きやすいのが特徴です。しかし、他の家電製品(電子レンジなど)も同じ周波数帯を使用しているため、電波干渉を受けやすいというデメリットがあります。
5GHz帯
2.4GHz帯に比べて電波干渉が少なく、高速通信が可能です。ただし、壁や障害物に弱く、遠くまで電波が届きにくいというデメリットがあります。
一般的に、ルーターとデバイスの距離が近い場合は5GHz帯、距離が遠い場合は2.4GHz帯を選ぶと良いでしょう。最近のルーターには、自動で最適な周波数帯に切り替える機能が搭載されているものもあります。
無線LANのセキュリティ:WPA3とは?
Wi-Fiルーターのセキュリティも重要なポイントです。第三者による不正アクセスを防ぐために、適切なセキュリティ設定を行いましょう。現在最も推奨されるセキュリティ規格は「WPA3」です。従来の「WPA2」よりもセキュリティ強度が高く、より安全にWi-Fiを利用できます。ルーターを選ぶ際は、WPA3に対応しているかを確認しましょう。
Wi-Fiルーター選びのポイント:後悔しないために
Wi-Fiルーターを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
通信速度
契約している光回線の速度を最大限に活かせるルーターを選びましょう。Wi-Fi 6/6E対応であることはもちろん、最大通信速度も確認しましょう。
同時接続台数
自宅で使用するデバイスの数に合わせて、同時接続台数を確認しましょう。家族が多く、複数のデバイスを同時に接続する場合は、同時接続台数の多いルーターを選びましょう。
セキュリティ
WPA3に対応しているかを確認しましょう。また、不正アクセスを検知する機能や、ペアレンタルコントロール機能など、セキュリティに関する機能も確認しておくと安心です。
メッシュWi-Fi
広い家や、壁が多い家では、メッシュWi-Fiに対応したルーターがおすすめです。複数のルーターを連携させることで、家全体に安定したWi-Fi環境を構築できます。
価格
予算に合わせて、最適なルーターを選びましょう。高性能なルーターは高価ですが、必ずしも高価なルーターが自分に合っているとは限りません。必要な機能を見極めて、無駄のない選択をしましょう。
その他機能
IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)に対応しているか確認しましょう。対応していれば、回線が混雑しにくい方式でインターネットを利用できるため、速度低下を防ぐことができます。
おすすめWi-Fiルーター
製品名 | Wi-Fi規格 | 最大通信速度 (5GHz) | 同時接続台数 | セキュリティ | メッシュWi-Fi | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
TP-Link Archer AX73 | Wi-Fi 6 | 4804Mbps | 60台 | WPA3 | 対応 | 中価格帯 | バランスの取れた性能で、幅広いユーザーにおすすめ。 |
バッファロー WSR-5400AX6S | Wi-Fi 6 | 4803Mbps | 18台 | WPA3 | 対応 | 中価格帯 | 設定が簡単で、初心者にもおすすめ。 |
ASUS RT-AX86U | Wi-Fi 6 | 4804Mbps | - | WPA3 | 対応 | 高価格帯 | ゲーミングに特化した機能が豊富。 |
Google Nest Wifi | Wi-Fi 5 | 1733Mbps | - | WPA3 | 対応 | 中価格帯 | シンプルなデザインで、スマートホームとの連携も可能。 |
Wi-Fiルーターの設置場所:速度を最大限に活かすために
Wi-Fiルーターの性能を最大限に活かすためには、設置場所も重要です。
部屋の中心に近い場所
Wi-Fiルーターは、電波を360度方向に発信します。できるだけ部屋の中心に近い場所に設置することで、家全体に均等に電波を届けることができます。
高い場所
電波は高い場所から低い場所へ届きやすい性質があります。床に直接置くのではなく、棚の上など、できるだけ高い場所に設置しましょう。
障害物の少ない場所
壁や家具などの障害物は、電波を遮断する原因となります。できるだけ障害物の少ない場所に設置しましょう。
水回りを避ける
電子レンジなどの電波を発する家電製品や、水槽などの水回りは、電波干渉の原因となります。できるだけ離れた場所に設置しましょう。
最適なWi-Fiルーターを選んで快適なインターネット生活を!
この記事では、Wi-Fiルーターの選び方について解説しました。Wi-Fiルーターは、光回線の速度を最大限に活かすための重要な要素です。最新規格に対応しているか、同時接続台数は十分か、セキュリティは万全か、などを考慮して、最適なWi-Fiルーターを選びましょう。
適切なWi-Fiルーターを選び、設置場所にも注意することで、快適なインターネット生活を送ることができます。ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのWi-Fiルーターを見つけてください。